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せんだい事業創造型ビジネススクール

(株)JP Links 代表取締役 中村景太 氏

先輩起業家インタビュー第4回は、2012年4月に設立しNAViS ビルにご入居いただいている(株)JP Linksの代表取締役 中村景太氏の登場です。震災後に仙台に入り、「とにかく雇用を」と走り続ける中村氏の、シンプルで明快なビジネスについて語っていただきました。
 
※インタビュアー:庄子(NAViS)、及川(同)、佐藤((株)仙台情報サービス)
※2013年10月22日取材
INDEX
1.「この仕組みって一体何だ?」とブラックボックスに一石を投じる
2.高齢者・団塊の世代の方々にすごいね、と言ってもらえるようなシンプルなサービス
3.ITを入れると、事業が掛け算になる
4.会社を経営する理由=人をたくさん雇うこと
5.助成金は麻薬
6.金融機関の方々には本来の姿に戻っていただきたい
7.マーケットは、真剣にやれば、失敗しても次のチャンスを与えてくれる
 
 
1.振込サービスの着眼点
~「この仕組みって一体何だ?」とブラックボックスに一石を投じる~
 
―― 御社の振込サービスはまだ新しい分野ですよね。中村さんは都銀にお勤めになっていたとのことですが、このビジネスの着眼点というのは、銀行員時代からあったんでしょうか。
 
(中村)  これは、すごくシンプルです。僕もそうですが、平日日中に銀行に行くのはなかなか厳しいですよね。それで、僕の場合は毎週土曜日に1週間分引き出す、という習慣があったんですよ。そうすると毎回手数料を取られますよね。自分の勤めている銀行にお金を預けていて、それを引き出すのに毎月1000円くらい取られる。でも、預金金利で1000円は増えない。「この仕組みって一体何だ?」と思ったのがそもそもなんですよね。
 
―― すごくシンプルですね。
 
(中村)  また、ATMでもインターネットでも、振込手数料は窓口と大して変わらない。コスト(人の手)がほとんどかかっていないと思える中で、銀行は意外と収益源なのでは、と思ったりしました。その目線で考えていくと、実はここはブラックボックスで、誰も手を突っ込まなかったので良くも悪くも既得権者の方々がそのまま…という部分。そこに一石を投じることができれば、特に中小企業の方々にお役に立てるサービスが出せるのではないか、というのが始まりですね。
 
―― 都銀に勤めている頃から起業が頭にあったというお話を「宮城の社長.TV」でもお話しされていましたね。
 
(中村)  将来は起業したい、という思いは学生時代からありました。都銀を辞めた後、3年ほど通信系の企業にお世話になっていましたが、その間にビジネスモデルについて頭の中ではできていて、これをどうすれば具現化できるか、ということを仕事の帰り道に考えたり。幸いにも、新規事業の立ち上げとか、営業の責任者も任されていたので、要は毎日のように事業計画を立てていたわけです。
 
―― 起業にあたり、計画段階でさまざまなリスクを考えてしまってなかなか前に進めないケースもよく耳にしますが、いかがでしたか。
 
(中村)  やっぱり、小さなことばかりやっていると小さなことしかできないんですよね。だったら、かけられるだけ全部かけてしまって、ダメだったら「申し訳御座いません!」と言って頭を下げて、もう1回サラリーマンから始めれば良いと思ったんですよ。お小遣いの中から宝くじを買って、「当たったらいいな」という感じの投資のしかただと、起業は厳しんじゃないでしょうか。
 
―― この割り切りは素晴らしいですね。
 
(中村)  起業して成功したら、地位も名誉も従業員ではなく社長が得るわけです。だったら、リスクは限界まで取るべきだと思いますよ。リスクを取っていないのにリターンを求めるから、皆さん失敗するんだと思うんです。だから、起業して1年が経ちますが、冗談ではなく死にもの狂いなんですよ。寝る時間は本当に惜しいし、苦しくなれば銀行から借入してでも立て直しますし、お客様先で頭下げることは痛くもかゆくもないんです。そこでプライド、とか言っていたら全て失敗しますから。
 
 
 
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2.勝算のあるビジネスモデル
 ~高齢者・団塊の世代の方々にすごいね、と言ってもらえるようなシンプルなサービス~
 
 
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