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せんだい事業創造型ビジネススクール

(株)JP Links 代表取締役 中村景太 氏

先輩起業家インタビュー第4回は、2012年4月に設立しNAViS ビルにご入居いただいている(株)JP Linksの代表取締役 中村景太氏の登場です。震災後に仙台に入り、「とにかく雇用を」と走り続ける中村氏の、シンプルで明快なビジネスについて語っていただきました。
 
※インタビュアー:庄子(NAViS)、及川(同)、佐藤((株)仙台情報サービス)
※2013年10月22日取材
 
7.後輩起業家へ
~マーケットは、真剣にやれば、失敗しても次のチャンスを与えてくれる~
―― 後輩起業家に対してメッセージを。
 
(中村)  これから起業する方も、起業したい!って思っていた頃の考えって、だんだん薄れてくるんですよね。だから、そういうところをぜひ何度も思い出すようにしていただければと思います。
 
―― 最初の「志」ですね。
 
(中村)  僕も起業して1年半くらいしか経っていないですけど、「後悔しないように頑張ろう」とかよく聞くのですが、これは嘘だと思うんです。何をやっても失敗したら絶対後悔しますし、その失敗も何度も思い出します。
 
―― これまで起業準備、起業後とさまざま課題や失敗があったと思うんですが。
 
(中村)  失敗は結構多いですね。でも、ルール違反やよこしまな考えがなく、真剣にやって失敗したことに対しては、素直に真摯に謝罪するしかないと思うんですよね。そうすれば次のチャンスを与えてくれるのがマーケットだと思います。
 
   だから、「後悔しないように」ではなくて、失敗したら必ず後悔するのだから、それを糧に次へ進めるかどうか。もちろん計画を綿密に立てることは大事ですけど、それは決して「失敗しないために」ではないし、全力を尽くしても計画通りにはいかないものだし、失敗したら後悔するし。
 
   でも、そういったことを全部ひっくるめてもお取引をしていただける企業様は必ずいらっしゃいます。だから、起業ってそんなに難しく考える必要はないのではないかと。もし迷われている方がいらっしゃれば、やらないとまたそれで後悔しますよ。
 
―― リスクがあるから踏み出せないという声は本当によく聞きますね。
 
(中村)  スタートの時点で、誰かが背中を押したとか、踏ん切りがついたとか、それは気持ちの問題ではなくて、実際は誰がいくら出したか、じゃないでしょうか。それと、どんなに優秀な従業員がいたとしても、彼ら(従業員)はリスクを取っていないので、僕ら(起業家・経営者)を絶対に越えられない一線がずっと付きまとっているのだと思うんです。
 
   例えば「上場企業で部長をやっていたが転職したい」って来られるよりも、ちゃんとリスクを背負ってやってみて失敗した経験があって「1年しかできなかったけど社長経験があって…」っていう人のほうが、僕は採用してみたくなるし、他の経営者の方も同じじゃないかなと思います。
 
―― 「『後悔しない』のは嘘」、最後にまたキーワードをいただきました。
 
(中村)  今、社内で使っているお客様向けの宣伝マニュアル的なものも、本当にこの言い方でいいのかな、とかは何度も考えます。些細な一言一句ですらそうやって神経を使っていますが、それだけこの事業に心血注いでいる証だと思っています。それができない、後悔したくないような起業家さんだったら、もしかしたらサラリーマンのほうが向いているかも、と僕は思います。
<了>
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中村景太 氏 プロフィール
 
 1974年生まれ。早稲田大学卒業後、大手生命保険会社にて官公庁を中心にした法人営業を中心に取り組む。 その後、大手金融機関、大手通信会社にて法人営業や事業開発・事業責任者を経て、2012年4月に株式会社JP Linksを設立、代表取締役に就任。  
 
 
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